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隅の風景 / 恩田陸
2016年06月05日 (日) | 編集 |
隅の風景 (新潮文庫)隅の風景 (新潮文庫)
(2013/10/28)
恩田 陸

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恩田陸さんの旅エッセイ。
行先は、
イギリス、チェコ、郡上八幡、伊勢、日光、台湾、韓国、
スペイン、阿蘇、熊本、奈良、韓国、中国、
で、国内、国外が半々ぐらい。

「いつか行ってみよう!」
とガイドブック的な読み方もできます。
郡上八幡、行ったことがないので、
何かの機会に行けたらいいな。

◆以下引用メモ

イジー・メンツェルの映画『スイート・スイート・ビレッジ』
千葉栄一さんのエッセイ『ビールと古本とプラハ』
P15

日本の戦闘機を全種類プラモデルにしているのはチェコのメーカーだけ
P23

チェコには海もないが、チェコ人にとって水泳は必須科目で、大学の卒業条件にまで二五〇メートルを決められたタイム内で泳げなければならない
P32

樺山紘一『地中海』(岩波新書)によると、地中海世界の拡大と成熟に伴って、「旅」という行為が生まれ、移動して異文化を目にすることで多くの歴史家や哲学者が生まれるようになったという。都市が発達し、美しい建造物が造られるようになったのも「よそから来る人や通過する旅人」に「見られる」という意識が現れたことによるらしいのだ。
なるほど。移動して複数のものを目にする。比較、対照が思索の始まりというわけだ。
P55

総選挙の度にアメリカのイージス艦がやってきて、向こう岸ではミサイルがこちらに照準を合わせている台湾海峡。台北市民が常に感じている緊張を間近にして、ふだん国際政治などとは無縁にお気楽に過ごしている私はショックを受けたのだった。
P69

てっぺんには、押戸石というストーンヘンジ波の巨大な奇石が並んでいるのである。遠くから運んできたことは確かで、しかも、岩にはさまざまな文字や記号が刻んであり、なんとそれが古代西シュメール文字だというのだ。
(熊本・マゼノ渓谷)
P124

実は、熊本というのは、相当に石橋の多いところなのだ。なにしろ、全国の石橋の半数近くが熊本にあるというのである。そもそも日本の石橋の九割以上が九州にあり、よろにある石橋も皆九州出身の職人が造ったものなのだ。
P134

なんでも、去年ついに翻訳点数では日本の書籍がアメリカを抜いて一位になったそうで、ソウル市内の大型書店を見ても、輸入書籍での日本の本は断トツにスペースが広いし、翻訳小説の日本コーナーもとても広く、自分の本が何面も平積みになっているのに感激する。
(初出2009年)
P163

元は欧米人向けのアパートメントだったという錦江飯店に宿泊したが、部屋もシックで天井も高く、木のブラインドがかつての租界時代の風情を感じさせた。地盤沈下のため、創業当時よりも数メートル沈んでしまい、開業当時は地上にあったフロントが地下になってしまったという。
P173

「旅に出ることは少し死ぬことである」という古いことわざがフランスにあるらしい。最近、その意味がなんとなく分かるような気がする。旅の時間という異界に自分の一部をちょっとずつ置いてくるのだ。今も私のかけらは、あのおそろしく重層的な時間を持つ都市の灰色の太陽を見上げ、柳の下でぼんやりとたたずんでいるように思えてならない。
P175
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