英語で読書♪簡単な本を中心に洋書での読書を楽しんでいます。映画の感想や旅行の記録などもアップしています。楽しくなる情報を共有できますように♪
ポースケ / 津村記久子
2014年01月31日 (金) | 編集 |
ポースケポースケ
(2013/12/09)
津村 記久子

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第140回芥川賞受賞作『ポトスライムの舟』の続編。
といっても『ポトスライムの舟』の主人公のナガセはあんまりでてこず、
学生時代の友人4人組のひとりヨシカが開いているカフェに集う人々の
連作短編集のような感じです。

『ポトスライムの舟』を読んだのはかなり前ですが色々な情景が印象に残っていて、
最近この『ポースケ』を読んでブログで感想を紹介している人が結構いらしたので、
読み始めたら、やめられなくなって一気に読んでしまいました。

前作はワーキングプアという文脈でも取り上げられていたみたいですが、
今回も基本、働く女子たちの話。

邪悪な人の餌食になってしまう善良で優秀な人達の描写がリアルです。
パワハラとかストーカーとかほんと怖い。

人のためのちょっとした勇気や善意でしたことが
相手を助ける以上に自分の助けになっていたり、
邪悪な人の悪意や闇につかまってしまったところから
再生を果たすのは緩やかな他人との関係だ、
という世界観が物語の力なんでしょうね。

関西に住んでいる人のほうが楽しめるかもしれません。
舞台となっている奈良という歴史ある街の力もありそうです。

「生きていれば、話していいことと話したいことと話してはいけないことの区別はついてくる。」
P186
「この世には、驚くほど自分の言動に対する客観性の欠落した人間がいるものだが」
というのを他の本で引用したばっかりだったので、そうだったらいいな、
年を取るにつれて人間関係も穏やかになっていけるのかな、と
思いたいです。

最初ちょっと読みにくい気がしたのは登場人物がよく把握できなかった
からかな。
結構つらい逸話も多いですが、ぜひこの本の続編も読みたいです。

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【絵本】ALL OF YOU WAS SINGING / Ed Young
2014年01月30日 (木) | 編集 |
ALL OF YOU WAS SINGINGALL OF YOU WAS SINGING
(1991/03/28)
Lewis

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YL:2
語数:800(概算)

どのように音楽が地球にもたらされたのかについて語っている
アステカの神話を基にした絵本です。
抽象的ですが南米っぽい鮮やかなイラストが神話の世界を
幻想的に彩っています。

それほど難しい単語が使われているわけではないにも関わらず、
詩のようで、意味が取りづらいところもありますが、
いろんな世界の誕生神話って面白いです。

When things were beginning,
there was water everywhere.
And the earth-monster swam everywhere,
eating everything it saw.
From out of everywhere, there came two serpents
who tore the earth-monster in half.
The bottom of the monster rose to become the heavens.
And the top of the monster fell to become the earth.
And before there was night or day on the earth
and in the sky, there was a terrible darkness…
And from out of this darkness, the sun appeared…
And the sky, speaking to the earth, said:
I am your sky. You are my earth.

serpent :ヘビ

◆作者覚書
To the Aztecs in Mexico and their neighbors to the South,
the Mayans, the world is suffused with an almost supernatural
quality of aliveness.
Colors, flowers, wind, water ---even the silence between the stars
--- are seen as symbols of the workings of the universe
and of our place within it.
The Aztecs believed in a complex system of gods,
who personified many of the forces of nature.
The sun itself was a god who lived in a house in the sky
where there was much singing and dancing.
Another god, Tezcatlipoca, like many Aztec gods,
took on different forms, but most often represented night.
It was Tezcatlipoca who asked Quetzalcoatl
---an important Aztec god who represented the spirit and the wind
---to journey to the sun and bring the musicians
there back to Earth.
ALL OF YOU WAS SINGING is a retelling of this myth
about how music came to Earth.
As with all myths, many meanings can be read into it.
My own sense of this myth is the profound importance of
music to the well-being of life.
To sing is an affirmation of the melody and rhythm of life.
And such singing continues, as in this Aztec sang,
even after us:
My flowers shall not perish
Nor shall my chants cease
They spread, they scatter.

Aztec :アステカ族
Mayan :マヤの、マヤ人
suffuse :満たす
aliveness:生き生きしている特性
affirmation :肯定


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【児童書】Zack Files 06: I'm out of My Body
2014年01月28日 (火) | 編集 |
Zack Files 06: I'm out of My Body...Please Leave a MessageZack Files 06: I'm out of My Body...Please Leave a Message
(1997/02/24)
Dan Greenburg、Jack E. Davis 他

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YL:2.4 Lexile指数300L-395L
語数:5030

Zack Filesシリーズ 6巻。
キンドルで安くなっていたので読んでみました。
(現時点では445円にアップ)

out of My Body、幽体離脱~。
自由にNYの空を飛びまわるのって楽しそう。

友達といっしょに、というのもなんか目新しかったです。
困ったことになって助けを求めにいった先生の対応も
なかなか。
話をちゃんと聞いてわかってくれるだけでもずいぶん
救いになりますよね。
まあ状況が状況ですけど^^;

凝った難しい単語が使われているということもなくて
読みやすかったです♪

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【Kindle 絵本】The Missing Piece / Alex Williams
2014年01月27日 (月) | 編集 |
The Missing PieceThe Missing Piece
(2013/01/14)
Alex Williams

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YL:1.5
語数:150(概算)

有名なShel SilversteinのThe Missing Piece

The Missing Piece (Ursula Nordstrom Book)The Missing Piece (Ursula Nordstrom Book)
(2006/01/24)
Shel Silverstein

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のパロディ?
題名も一緒ですけどいいんでしょうか?^^:

内容はちょっとブラック。
いいこといっているのか、おちょくっているのか
微妙ー(笑)。

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The Labours of Hercules / Agatha Christie
2014年01月26日 (日) | 編集 |
Hercule Poirot: The Complete Short StoriesHercule Poirot: The Complete Short Stories
(2011/07/05)
Agatha Christie

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The Labours of Hercules (Poirot)The Labours of Hercules (Poirot)
(2010/10/14)
Agatha Christie

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(YL:8 語数:73995 に収録)

『ことの起こり』 - Foreword序章。
引退を考えていたポアロの下に友人のバートン博士が訪れる。彼はポアロの性格上、引退は無理だと言う。それに対してポアロはヘラクレスの難行に自身を例え、最後に12の事件を解いて引退することを決める。
ウィキペディアより引用

エルキュール・ポアロ Hercule PoirotのHerculeが
ヘラクレスに由来するだなんて!
ちょっとイメージが違いますが^^

ヘーラクレースの12の功業はこちら(ウィキペディア)

Butter201311
@Butter

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The Lost Mine / Agatha Christie
2014年01月25日 (土) | 編集 |
Hercule Poirot: The Complete Short StoriesHercule Poirot: The Complete Short Stories
(2011/07/05)
Agatha Christie

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The Lost Mine: An Agatha Christie Short StoryThe Lost Mine: An Agatha Christie Short Story
(2013/10/10)
Agatha Christie

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YL:7
語数:2300(概算)

『消えた廃坑』 The Lost Mine
ポアロはある昔話をする。ある廃坑の権利を持っている中国人名士がテムズ川で死体で発見された。廃坑の書類は見つからず、書類の行方に関してポアロは調査を受ける。
ウィキペディアより引用

今回はちょっと投資に関わる話。
ポアロの語りが最後まで続きます。

それにしても、どこでポアロが真相に気づいたのか
わからなかった!(泣)

But when investing money, keep, I beg of you, Hastings, strictly to the conservative. The things you read in the paper, they may not be true.
慎重派ですね。

I laid down my bank book with a sigh.
‘It is a curious thing,’ I observed, ‘but my overdraft never seems to grow any less.’
‘And it perturbs you not? Me, if I had an overdraft, never should I close my eyes all night,’ declared Poirot.
‘You deal in comfortable balances, I suppose!’ I retorted.
‘Four hundred and forty-four ponds, four and fourpence,’ said Poirot with some complacency. ‘A neat figure, is it not?’
'It must be tact on the part of your bank manager. He is evidently acquainted with your passion for symmetrical details. What about investing, say, three hundred of it in the Porcupine oil-fields? Their prospectus, which is advertised in the papers today, says that they will pay one hundred per cent dividends next year.’
'Not for me,’ said Poirot, shaking his head. ‘I like not the sensational. For me the safe, the prudent investment – les renter, the consols, the – how do you call it? – the conversion.’
‘Have you never made a speculative investment?’
‘No, mon ami,’ replied Poirot severely. ‘I have not.


「へんだなあ」わたしは溜め息まじりに言った。「ぼくの当座借り越し高はいっこうに減りそうにない」
「それで頭を悩ませてるわけですね。わたしですか?わたしが当座借り越しなどしようものなら、とても安眠なんかできないでしょうね」ポワロは胸をはって言う。
「さだめしうまく帳尻を合わせてるんでしょうよ!」わたしは中っ腹で言いかえした。
「残高は四百四十四ポンドと四シリング四ペンスです」ポワロはいくらか気持ちよさそうに言った。「なかなか整然とした数字でしょう、ね?」
「それはきっと、おたくの銀行支店長の気配りですよ。細かいところまで、きちんと釣りあいがとれてるのが好きだっていう、あなたの癖を見抜かれてるんです。ところで、そのなかから三百ポンドばかり、ポーキュパイン油田に投資するっていうのはどうです?きょうの新聞で広告されてる株式発行目論見書によれば、来年の予約配当率は十割にもなるというんですがね」
「わたしはやめときましょう」と、ポワロは首をふりながら言った。「センセーショナルなのは私には向きません。安全第一、慎重な投資こそ望ましいですね。たとえば国債(レ・ラーント)、コンソル公債、あるいは――ええと、あれはなんと言いましたっけ?――そう、転換株式といったようなやつ」
「投機的な投資なんか、ぜんぜんやったことがないってことですか?」
「ありませんね、モナミ」ポワロは厳然と答えた。
「そういうことは、私はやりません」
(日本語訳は『名探偵ポワロの華麗なる生涯』より引用) 

 アフォガード
アフォガート@Salvatore Cuomo Bros.
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The Cornish Mystery / Agatha Christie
2014年01月24日 (金) | 編集 |
Hercule Poirot: The Complete Short StoriesHercule Poirot: The Complete Short Stories
(2011/07/05)
Agatha Christie

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The Cornish Mystery: An Agatha Christie Short StoryThe Cornish Mystery: An Agatha Christie Short Story
(2013/10/10)
Agatha Christie

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YL:7
語数:3300(概算)

『コーンウォールの毒殺事件』 The Cornish Mystery
ポアロの下に夫に毒を盛られているらしいから調査して欲しいという夫人がやってくる。依頼を承諾し、後日、家を訪ねると夫人は30分前に死亡したと言う。検視を担当した医者は死因は胃炎と述べるが、信じないポアロは独自に捜査を始める。
ウィキペディアより引用

うーん、なるほど~。
興味深い話でしたー。

imbecile ばか者
ポアロが自分を罵るときに使う言葉^^;

In the autumn of a woman’s life, there comes always one mad moment when she longs for romance, for adventure --- before it is too late.
ぎゃー、怖いですねー。

パンケーキ汐留
パンケーキ@カフェ プルメリア

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The Double Clue / Agatha Christie
2014年01月23日 (木) | 編集 |
Hercule Poirot: The Complete Short StoriesHercule Poirot: The Complete Short Stories
(2011/07/05)
Agatha Christie

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The Double Clue: An Agatha Christie Short StoryThe Double Clue: An Agatha Christie Short Story
(2013/10/10)
Agatha Christie

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YL:7
語数:2400(概算)

『二重の手がかり』 The Double Clue
金庫からルビーが盗まれ、現場には犯人の遺留品と見られるイニシャルが書かれたシガーレットケースと秘書の手袋が残っていた。しかし、容疑者のパーティ参加者たちの中で遺留品に該当する者は動機が薄い。
ウィキペディアより引用

短めのさらっとした話ですが(っていうかあまりに。。。)
ポアロの永遠の想い人、ロサコフ伯爵夫人Countess Vera Rossakoff登場!

Without the least warning the door flew open, and a whirlwind in human form invaded our privacy, bringing with her a swirl of sables (it was as cold as only an English June day can be) and a hat rampant with slaughtered ospreys.
まったくなんの前ぶれもなく、だしぬけにドアがぱっとひらいて、人間の形をした旋風が舞いこんできた・・・そしてそれとともに彼女は、黒貂の渦巻き(その日はイギリスの六月に特有の、薄ら寒い日だった)と、殺戮されたミサゴの群れが、おびただしく盛りあがった帽子とを持ちこんできた。
(日本語訳は「名探偵ポワロの華麗なる生涯」より引用)

ところで、クリスティの小説ってよくホームズを
意識していたかの記述が見られますよね。
どの話だったかに「ワトソン君」とか出てくるし^^

Salvatore Cuomo Bros
@ Salvatore Cuomo Bros

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【絵本】Molly Whuppie かしこいモリー / Walter de la Mare ・ Errol Le Cain
2014年01月22日 (水) | 編集 |
Molly WhuppieMolly Whuppie
(1983/02/14)
Walter de la Mare

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YL:2
語数:2100(概算)

邦訳版
かしこいモリーかしこいモリー
(2009/10)
ウォルター・デ・ラ メア

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内容(「BOOK」データベースより)
モリーはふたりの姉とともに森で道にまよい、人食い大男の家にたどりつきました。あやうく食べられそうになりましたが、知恵をしぼって逃げだします。ところが、おしろに住む王さまの頼みでまた大男の家にしのびこむことに…。イギリスにつたわる昔話に、イメージの魔術師エロール・ル・カインが華麗な絵をつけました。

Once upon a time, there was an old woodcutter
who had a great any children.
Work as hard as he might, he could hardly feed them all.
One day he gave the three youngest a slice of bread and
treacle each, and sent them into the forest to gather wood.

treacle:《主に英国で用いられる》 糖蜜(《主に米国で用いられる》 molasses)


ヘンゼルとグレーテルのように三人の娘が森に行かされるところから
始まりますが、主人公の末娘モリーが何度も大男と対決するお話です。

うーん、勇敢だー。
茶目っ気のあるイラストが素敵です♪

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【絵本】A Pocket for Corduroy / Don Freeman
2014年01月21日 (火) | 編集 |
A Pocket for CorduroyA Pocket for Corduroy
(1978/03/06)
Don Freeman

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YL:1
語数:869

コーちゃんのポケットコーちゃんのポケット
(1983/09)
ドン・フリーマン

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キュートな小熊のCorduroy君お話。
無事LisaちゃんにボタンをつけてもらったCorduroy君ですが、
連れて行ってもらったコインランドリーで、自分にはポケットが
ついていないことに気づいて、またまた探しに出かけます♪

After finding a home with Lisa, Corduroy the bear thinks he has everything he needs. But a trip to the laundry with Lisa and her mother makes the loveable bear realize something very important is missing. No self-respecting bear should be without a pocket! So while Lisa helps her mother, Corduroy slips out to begin his search in this strange new place.

おじさんに洋服を着せてもらっているシーンとか、
ほんとかわいいです^^
ぬいぐるみのようなほんとの小熊のようなその質感の絶妙な
バランスが人気の一端かも。

drowsy 眠い

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