英語で読書♪簡単な本を中心に洋書での読書を楽しんでいます。映画の感想や旅行の記録などもアップしています。楽しくなる情報を共有できますように♪
Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 / Haruki Murakami
2016年06月10日 (金) | 編集 |
Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage (Vintage International)
Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage (Vintage International)Haruki Murakami Philip Gabriel

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語数:84,000

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年村上 春樹

文藝春秋 2013-04-12
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もう3年以上前に(!)出版された
(英語版は昨年のようですが)
村上春樹の長編
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 」
やっと読みました。

鬱小説かと思っていたら(最初が暗いので)
推理小説のような感じで、
面白かったです。

日本語版が本屋に並んだ時、手に取って、
「うっ、これは読めない・・・」と
諦めていたのですが、
英語版は翻訳で印象が変わりますし、
自分でそこからさらに好きに翻訳して読めるので、
最近の春樹氏の小説のクセが気になる人(私)
でも、楽しく読めました。

Eriのしゃべり方とか、全然印象が違う!

日本語版はほんと重苦しそうです。

読み終わった後、ネットで感想を探して
読みまくっていたのですが、
皆さん、よく考えますね。

小説のなかのある出来事の犯人探しを
しているサイトがすごく面白かったのですが、
そこで特定されている人以外にも
4人の違う人物が
読んだ人によってそれぞれ説得力をもって、
犯人ではないか、と主張されていて、
興味深かったです。

読む人によってここまで違うっていうのが、
確かに一般的なミステリーとの違いですね。

内田樹氏の解説書
「もういちど村上春樹にご用心」
の文春文庫版の最後に
この本と「女のいない男たち」の解説が
追加されていると聞いて、
読んでみたのですが、
「女のいない男たち」の解説のインパクトの
強さと、
その後海外サイトの解説を読んで、
女性に対する根深い悪意のようなものを
感じて、

「ねじまき鳥」を英語で再読しようかと
思ったときも、
最初の方で、
「あー、こんな男性だったら、
奥さんに去られても仕方ないかな」
とイライラしたことを思い出し、

氏の小説と距離を置いていたことを
思い出しました。

なんやかんや言って(?)
弱い人間に厳しいですよね。

自分が真のところで、強い人間だからか、
強くならなければならないのだ、
というのは、特に若い人への
メッセージとしては間違っていないんでしょうけど。

“If I wasn't hard, I wouldn't be alive. 
If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.”
ってことですかね。
というか、
“If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.”
だけど、
“If I wasn't hard, I wouldn't be alive.” 
ってことかな。


あ、でも、今回の小説自体は
面白かったです。

「アンダーグラウンド」をちょっとだけ読んだことが
あるのですが、そこでインタビューされた
働く一般の人々の姿が、
その後の小説に色濃く反映されているようが気がします。
この小説の主人公とか。

あと何と言っても今日本を代表する作家としての
責任もかなり感じられているのかなあ、と。
レクサスとか。

海外でのレビュー記事について。

どの書評もこれまでの作品を良く読まれているなあ、と。
あまり突っ込んだ批評はなく、あらすじを紹介している
ものが多い印象ですが。

イギリスの新聞の方が読むのが難しく感じました。
The Guardian が関連記事のリンクが多くて、
多めですけど。

日本の個人のサイトのように、
色々面白く分析しているものがないなあ、と
目を通していって感じたんですけど、
(新聞とかだといい加減なことは書けないです
ものね)
The Rumpus(たぶん)
の記事を読んで、
「そうだよ。女性に対してひどすぎる!」
と怒りを新たに、ふっと、目が覚めた気がしました。

あと時々、英語の翻訳が不自然、
日本語では違うのではないか、という批評を
見かけましたが、
そもそも日本語の言いまわしが、
作者による意図的な独特の不自然さを
まとっているような気がするので、
いや、翻訳が特に間違っているわけでは
ないかも、と擁護したくなりました(笑)

◆海外レビューなど

Haruki Murakami Paints A 'Colorless' Character In A Vividly Imagined World
NPR 音声あり

Deep Chords: Haruki Murakami’s ‘Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage’
The New York Times

Review: ‘Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage,’ by Haruki Murakami
The Washington Post

Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage by Haruki Murakami
The Rumpus, the first choice for people who think twice.

Philip Gabriel on translating Haruki Murakami
翻訳者Philip Gabrielのインタビュー
THE TIMES OF INDIA

Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage by Haruki Murakami – review
Full of ambiguity and sex – all Murakami's signature flourishes are here

The Guardian (UK)

Haruki Murakami: 'My lifetime dream is to be sitting at the bottom of a well'
The Guardian (UK)

Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage review – Haruki Murakami's familiar tale of a man's odd past and his empty present
The Guardian (UK)

Haruki Murakami, Colorless Tsukuru Tazaki - book review
Murakami returns with a harmonious blend of naivety and riddling sophistication

INDEPENDENT (UK)

Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage by Haruki Murakami, review: 'little claim to interest'
The Telegraph (UK)


◆以下本からの引用

“You can hide memories, but you can’t erase the history that produced them.” Sara looked directly into his eyes. “If nothing else, you need to remember that. You can’t erase history, or change it. It would be like destroying yourself.”
P44

“Franz Liszt’s ‘le mal du pays.’ It’s from his Years of Pilgrimage suite ‘Year 1: Switzerland.”
“Le mal du... ‘?”
“Le mal du pays.’ It’s French. Usually it’s translated as ‘homesickness,’ or ‘melancholy.’ If you put a finer point on it, it’s more like ‘a groundless sadness called forth in a person’s heart by a pastoral landscape.’ It’s a hard expression to translate accurately.”
P68

People whose freedom is taken away always end up hating somebody. Right? I know I don’t want to live like that.”
P73

“People ask that a lot. Actually, it doesn’t mean anything. It’s a made-up word. An ad agency in New York came up with it as Toyota’s request. It sounds high class, expressive, and has a nice ring to it.
P186

As we go through life we gradually discover who we are, but the more we discover, the more we lose ourselves.
P217

“What’s there in Finland?” his boss asked.
“Sibelius, Aki Kaurismaki films, Marimekko, Nokia, Moomin.”
P248

One heart is not connected to another through harmony alone. They are, instead, linked deeply through their wounds. Pain linked to pain, fragility to fragility. There is no silence without a cry of grief, no forgiveness without bloodshed, no acceptance without a passage through acute loss. That is what lies at the root of true harmony.
P322

Shinjuku Station is enormous. Every day nearly 3.5million people pass through it, so many that the Guinness Book of World Records officially lists JR Shinjuku Station as the station with the “Most Passengers in the World.”
P360

pastoral 田園生活の、いなかの、牧歌的な
recess 奥まった所、(心の)奥(底)
plug away こつこつ働く、こつこつやる
conjecture 推量、推測
taciturn  無口な、口数の少ない
constrain  強いてさせる
speculative  思索的な、推論的な、投機的な、不確かな
intentionally 意図的に
transcend 越える、超越する
contradiction  否認、反対、矛盾
equivocation  あいまいな言葉、ごまかし
viscerally  内臓で、不合理な感情的な方法で
 visceral  内臓の、直感的な
 (gutと似てますね)
mischievously  いたずらに、人を傷つけて、有害に
heft  重量、勢力、持ち上げる
immerse  浸す、没頭する
chipper  元気のよい
plunk  ポロンポロンと鳴らす、はじく、ぽんと置く、ドサッとほうり出す、
 plunk oneself down ドシンと座る

◆海外レビューを読んでいて調べてみた単語
bagatelle つまらないもの、ささやかな事柄、バガテル(ピアノ用小曲)
fidget そわそわする
pallid 青ざめた
nimbleすばやい、
concoct(材料を混ぜ合わせ工夫して)作る
stifle 息苦しくさせる
reparation 賠償、
schmaltz(音楽・文学などの)極端な感傷主義
sham 見せかけ、ごまかし、いんちき、
peril (けが・死などにかかわるような大きな)危険、危機
junctures 転機
ostracism 追放、(古代ギリシャの)オストラシズム
vindicate 嫌疑を晴らす
absentia  欠損、欠乏
jeopardy  危険
estrange  疎遠にする
at the mercy of  のなすがままに
lionize  かつぎあげる
predicament  苦境、窮地


もういちど村上春樹にご用心 (文春文庫)
もういちど村上春樹にご用心 (文春文庫)内田 樹

文藝春秋 2014-12-04
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洋書フィクション一覧
2016年04月28日 (木) | 編集 |
◆洋書フィクション一覧

●Haruki Murakami 村上 春樹
1Q84: Book 1 / Haruki Murakami
1Q84: Book 2 / Haruki Murakami
Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
Kafka on the Shore 海辺のカフカ / Haruki Murakami
The Elephant Vanishes 象の消滅 / Haruki Murakami

●Kazuo Ishiguro カズオ・イシグロ
A Pale View of Hills 遠い山なみの光 / Kazuo Ishiguro
Never Let Me Go わたしを離さないで / Kazuo Ishiguro
When We Were Orphans わたしたちが孤児だったころ / Kazuo Ishiguro

●Mitch Albom ミッチ・アルボム
For One More Day もう一日 / Mitch Albom
The Five People You Meet in Heaven 天国の五人 / Mitch Albom

The Time Traveler's Wife きみがぼくを見つけた日 / Audrey Niffenegger
Grimm's Fairy Tales グリム童話 / Brothers Grimm
A Christmas Carol クリスマス・キャロル / Charles Dickens
Baron Munchhausen / ほらふき男爵の冒険 / Guttfried August B¨urgar
THE SNOW QUEEN 雪の女王~七つのお話でできているおとぎ物語~ / Hans Christian Andersen

The Children's Story 23分間の奇跡 / James Clavell
The Secret Life of Walter Mitty 虹をつかむ男 / James Thurber
Extremely Loud and Incredibly Close ものすごくうるさくて、ありえないほど近い / Jonathan Safran Foer

BLACK CAT / 新井素子 Motoko Arai
Valentines ヴァレンタインズ / Olaf Olafsson
The Alchemist アルケミスト / Paulo Coelho
Who Moved My Cheese? チーズはどこへ消えた? / Spencer Johnson


雪の女王/THE SNOW QUEEN ~七つのお話でできているおとぎ物語~
2014年06月28日 (土) | 編集 |
【日本語訳/英語原文 同時掲載】雪の女王/THE SNOW QUEEN ~七つのお話でできているおとぎ物語~【日本語訳/英語原文 同時掲載】雪の女王/THE SNOW QUEEN ~七つのお話でできているおとぎ物語~
(2014/02/03)
ハンス・クリスティアン・アンデルセン

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語数:11971
Kindle 価格: ¥ 48 
(私が購入した¥101よりさらに安くなっている。。)

【目次】
1.【日本語訳】第一のお話 鏡とそのかけらのこと
2.【英語原文】FIRST STORY. Which Treats of a Mirror and of the Splinters
3.【日本語訳】第二のお話 男の子と女の子
4.【英語原文】SECOND STORY. A Little Boy and a Little Girl
5.【日本語訳】第三のお話 魔法の使える女の花ぞの
6.【英語原文】THIRD STORY. Of the Flower-Garden At the Old Woman's Who Understood Witchcraft
7.【日本語訳】第四のお話 王子と王女
8.【英語原文】FOURTH STORY. The Prince and Princess
9.【日本語訳】第五のお話 おいはぎのこむすめ
10.【英語原文】FIFTH STORY. The Little Robber Maiden
11.【日本語訳】第六のお話 ラップランドの女とフィンランドの女
12.【英語原文】SIXTH STORY. The Lapland Woman and the Finland Woman
13.【日本語訳】第七のお話 
14.【英語原文】SEVENTH STORY. What Took Place in the Palace of the Snow Queen, and what Happened Afterward.

雪の女王にさらわれた幼馴染の男の子を助けに行く
女の子の冒険物語、なんですね。
さらに旅の途中で出会う主要な人たちも女性ばかり。
若い娘からお祖母さんまでまんべんなく全世代の女性が登場するのが
興味深いです。
おいはぎのこむすめ、が登場するあたりかた話が盛り上がります。

最初の花たちが語るストーリーも読んでいるときはちょっと退屈でしたが、
思い返すとなかなかだったかも。

キンドルには

THE LEAP-FROG
670

もおまけで収録されていました。

Project Gutenberg's Andersen's Fairy Tales, by Hans Christian Andersen

青空文庫 雪の女王

で、英語版、日本語版が読めます。


The Snow QueenThe Snow Queen
(1997/09/01)
H. Andersen

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YL:2
語数:2472

私の読んだ絵本は登場人物の表情が優しすぎるような気もしましたが、
全体のイメージはぴったり。
画面いっぱいのイラストでストーリーが進んでいくので、
さすが絵本は分かりやすいですね。

The Secret Life of Walter Mitty / James Thurber
2014年05月02日 (金) | 編集 |
The Secret Life of Walter MittyThe Secret Life of Walter Mitty
(2013/12/17)
James Thurber

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YL:7
語数:2900(概算)

ベン・スティラー監督&主演の映画『Life!』の原作本。

1939年にThe New Yorker誌に掲載されたユーモア短編。
妄想、というかdaydreaming白日夢の世界に突然行ってしまう男のお話。

映画のようにストーリーがあるわけではなく、
主人公が突然白昼夢の世界に入ってしまうので、
私には読むのが難しくて、おかしみを味わえるまで
いかなかったのですが、もっとさらさら読めたら面白そうです。

突然妄想が入ってしまう、って映画や小説では
想像力を刺激されますが、現実にそんな状態になったら
とっても大変そう。

キンドル版では冒頭に娘さんによるイントロダクション、
最後に作者の紹介、途中にはイラストもはいっています。

作者はニューヨーカー誌などで活躍した作家、アーティスト
ということですが、
コールデコット賞を受賞した絵本『Many Moons』を
書いた人なんですね!

【絵本】Many Moons / James Thurber

The New Yorkerの購読者は無料でダウンロード出来るみたいです。

life!_poster

【洋書】The Elephant Vanishes / Haruki Murakami
2013年05月03日 (金) | 編集 |
The Elephant VanishesThe Elephant Vanishes
(2011/10/10)
Haruki Murakami

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YL:7
語数:90000 (概算:10*36*327*0.8=94176)

『英語で読む村上春樹』を聞いていて
(なんとか4月分は聞きました♪5月号も表紙がかっこいい☆)

NHK ラジオ 英語で読む村上春樹 2013年 05月号 [雑誌]NHK ラジオ 英語で読む村上春樹 2013年 05月号 [雑誌]
(2013/04/18)
不明

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The Elephant Vanishesの続きが読みたくなったので、
積読していた本をひっぱり出してきて無事読了しました~。
ありがとう、ラジオ講座~♪

好きな小説から先に読んでいったら、最後が
『踊る小人』 →『沈黙』 というまったく印象が違う2作品に。

『踊る小人』は寓話風で読んだことないかも?とストーリー展開を
楽しんでいたら最後がうぎゃっ。
『沈黙』もつらい話ですが、主人公というか作者の世界観も
大きく影響しているような気も。

以前村上春樹のトルコ紀行『雨天炎天』と
雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)
(1991/07/30)
村上 春樹

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『トルコで私も考えた』(好き♪お勧め♪)を
トルコで私も考えた トルコ入門編 (集英社文庫)トルコで私も考えた トルコ入門編 (集英社文庫)
(2012/08/17)
高橋 由佳利

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並行して読んでいたときに同じ国でも印象がまったく違って
びっくりしたことを思い出します。

難易度は、SSSのサイトでは村上作品ってYL5.5とか6なんですが、
私にはもう少し難しいような印象が。。。
日本語で全作品を読んでいることを勘案しても、
GR6よりは難しいような気が。。

村上作品ってタネがどうどうと目の前に明かされているのに
ころっと騙されてしまって、一度トリックを見破った(と思ってしまう)
とそうとしか思えなくなる作品のように思うのですが、今回は
『納屋を焼く』が、あらためて怖かったです。

収録作品の初出・所収一覧は新潮社のHPで確認できます。
象の消滅 短篇選集1980-1991

1)ねじまき鳥と火曜日の女たち
  (「新潮」1986年1月号/『パン屋再襲撃』文藝春秋1986年4月刊)
  The wind-up bird and Tuesday's women(The New Yorker 1990.11.26)

2)パン屋再襲撃
  (「マリ・クレール」1985年8月号/『パン屋再襲撃』)
  The second bakery attack(Playboy 1992.1)

3)カンガルー通信
  (「新潮」1981年10月号/『中国行きのスロウ・ボート』中央公論社1983年5月刊)
  The kangaroo communiqu(ZYZZYVA 1988 spring)

4)四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて
  (「トレフル」1981年7月号/『カンガルー日和』平凡社1983年9月刊)
  On seeing the 100% perfect girl one beautiful April morning

5)眠り
  (「文學界」1989年1月号/『TVピープル』文藝春秋1990年1月刊)
  Sleep(The New Yorker 1992.3.30)

6)ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・
  ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界
  (「月刊カドカワ」1986年1月号/『パン屋再襲撃』)
  The fall of the Roman empire, the 1881 Indian uprising,
  Hitler's invasion of Poland, and the realm of raging winds(The Magazine 1988.3)

7)レーダーホーゼン
  (『回転木馬のデッド・ヒート』講談社1985年10月刊〈書下ろし〉)
  Lederhosen(Granta 1992.2)

8)納屋を焼く
  (「新潮」1983年1月号/『蛍・納屋を焼く・その他の短編』新潮社1984年7月刊)
  Barn burning(The New Yorker 1992.11.2)

9)緑色の獣
  (「村上春樹ブック」〈「文學界」臨時増刊1991年4月号〉/
  『レキシントンの幽霊』文藝春秋1996年11月刊)
  The little green monster

10)ファミリー・アフェア
  (「LEE」1985年11・12月号/『パン屋再襲撃』)
  Family affair

11)窓
  (「トレフル」1982年5月号〈原題「バート・バカラックはお好き?」〉/『カンガルー日和』)
  A window

12)TVピープル
  (「Par AVION」1989年6月号/『TVピープル』)
  TV people(The New Yorker 1990.9.10)

13)中国行きのスロウ・ボート
  (「海」1980年4月号/『中国行きのスロウ・ボート』)
  A slow boat to China(The Threepenny Review 1993.3.1)

14)踊る小人
  (「新潮」1984年1月号/『蛍・納屋を焼く・その他の短編』)
  The dancing dwarf

15)午後の最後の芝生
  (「宝島」1982年8月号/『中国行きのスロウ・ボート』)
  The last lawn of the afternoon

16)沈黙
  (『村上春樹全作品1979~1989』第5巻1991年1月刊〈書下ろし〉/『レキシントンの幽霊』)
  The silence

17)象の消滅
  (「文學界」1985年8月号/『パン屋再襲撃』)
  The elephant vanishes(The New Yorker 1991.11.18)

◆以下引用メモ

→ 続きを読む
【洋書】1Q84: Book 2 / Haruki Murakami
2012年12月30日 (日) | 編集 |
1Q84: Books 1, 2 and 31Q84: Books 1, 2 and 3
(2012/08/02)
Haruki Murakami

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語数(概算):140000 (465000*842p-445p/1318p)

BOOK2、読みました~。

いよいよ対決のシーンとなり、
息を殺すような感じでページをめくっていきました。

荒唐無稽な話ではあるのですが、読ませます。

小学生の頃の出来事が後々までずっと影響してくる
様子は、『国境の南、太陽の西』が思い起こされました。

この巻のメインテーマはカルト宗教でしょうか。

しかし○○が××だった、というのはかなりやばいのでは?
(ネタばれを防ぐため伏字(^^ゞ)

さて、ここまでは日本語でも読んでいて、
その後かなり詳しい解説書も読んでいたので、
わりと読みやすかったのですが、
ラストBOOK3、読めるでしょうか。

BOOK2は結構根を詰めて読んでしまったので、
ちょっと寝かしたい気持ちも。。

読み始めると止まらないのですが、
ヘビーな内容でもあるので、気持ちを持っていくのが
まずは第一関門ですね。

◆以下引用メモ
→ 続きを読む
【洋書】1Q84: Book 1 / Haruki Murakami
2012年11月02日 (金) | 編集 |
1Q84: Books 1, 2 and 31Q84: Books 1, 2 and 3
(2012/08/02)
Haruki Murakami

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YL:6.5
語数(概算):155940 (465000*442p/1318p)

村上春樹、1Q84のBOOK1まで!(まだ1/3!)やっと読みました~。
最近1Q84や村上作品を洋書で読まれている方が結構いらして
刺激を受け、とりあえず1巻だけは読むことが出来ました。
ありがとうございます~♪

予備校で数学の講師をしながら小説家を目指しているTengo(男性)と
スポーツクラブでインストラクターをしているAomame(女性)が
ビッグブラザーならぬリトルピープルの影響にさらされている世界、
1Q84で格闘するお話。

賛否両論ありますが、力のある作品だなあ、と思います。

1巻は女性に対するDVや親子関係、児童虐待などが
メインになっている感じでしょうか。

過去の小説世界とテーマが重複していて、
なんどもなんども形を変えて語られるので、
深さと広がりが楽しめます。

正直言って主人公たち登場人物に感情移入できず、
性的描写やうんちくが多すぎなんじゃね?と思うのですが、
ストーリーの力にぐんぐん引っ張られました。

「世界の終わりと・・・」あたりまでの抑えた作品が
好きなのですが、それ以降のアクセル全開といった印象の
小説は、若者文化というか、社会と自分の立ち位置に
格闘している層にバチッとヒットするんですかね。

村上春樹、いつまでも若いなあ。

英語はYL6~7でTOEICの長文よりやや難しいぐらいじゃないか
と思うのですが、BOOK1、BOOK2は日本語で読んでいるので、
未読のBOOK3はさくさく読めるかどうかは不安(^_^;)

日本語ではちょっと、と思っている方も英語で読むとまた
違った印象で読めるので、ノーベル賞は残念でしたが、
世界中で読まれているという村上作品、秋の夜長に
いかがでしょう~。

といいつつBOOK2が読み終わるのはいつのことやら(^_^;)
半年後?

1Q84

ところで、goodreadsのThe Best Books of 2011、
Best Fictionに1Q84が選ばれているんですね!Wow!
※サイトはこちら

bestbooks of 2011

◆以下引用メモ

→ 続きを読む
【洋書】Valentines ヴァレンタインズ / Olaf Olafsson
2012年04月10日 (火) | 編集 |
ValentinesValentines
(2008/01/08)
Olaf Olafsson

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語数(概算):63148(=13*33*(216-32)*0.8)

ヴァレンタインズ (エクス・リブリス)ヴァレンタインズ (エクス・リブリス)
(2011/04/06)
オラフ オラフソン

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ひさしぶりに小説を読んだ~、という感じがしました。
シンプルで読みやすい英語で書かれていて、とても面白かったです。

「点子のブックカフェ」さん(→こちら
の素敵な書評を読んで本書を手に取ることが出来ました。
感謝!

夫婦やカップルの関係を描いた、
1月から12月までの題名のついた独立した12の短編が収められています。

作者の方がアイスランド出身で、小説の舞台もアイスランドか
アイスランド出身でアメリカで暮らしている人達の話です。

私は途中ウィキペディアでアイスランドについてちょっと情報を入手してみて
読みやすさが増しました。お話の中にも色々出てくるので楽しめます。

アイスランドは「北海道と四国を合わせた程度の面積」で「多くの火山があり」、
島国ということで、気質が日本人にも似ているような気がしました。

それにしても作者が男性だからか、登場する男性が結構「ヘタレ」です。。。
(january)(april)(august)
もし夫がこういった行動をとったら、うちの結婚生活も終焉を迎えますね。。。
怖いよーーー。ひどいよーーー。(february)
結婚記念日をスキー場で過ごす夫婦の話も「ひょえ~」なんですけどorz。(march)
まああまりな女性も出てきますが。(may)
超ポジティブで押しの強い夫に翻弄される妻の話も
すごく良くわかりました。(september)

英語は形容詞や副詞を多用するのではなく、淡々と事実を積み重ねることで
情景を描写していく作風なこともあって、大変読みやすいです。
胸に刺さる話がずっと続くので、連続して読んでいくのはちょっと苦しかったですが、
内容の面白さに驚くほどあっという間に読んでしまいました。

多読の初期に全編書下ろしのGR:Cambridge English Readers(CER)が
一番好きでよく読んでいたのですが、それらの延長にあるような話です。

昨年翻訳版が出た当時、新聞や雑誌に掲載された書評を読んでみたので、
リンクを張りました。
かなり内容に踏み込んでいるので、本書を読んでみようかな、と思われるかたは
読了後、書評を読んだ方がいいかもしれません。

角田光代氏
江國香織氏
蜂飼耳氏

2008年O・ヘンリー賞受賞"On the Lake"(april)。

キリン読み(実力以上の本を読むこと)が苦手で、
大人向けのPBはあまり読めないので、
読みやすい本を探して放浪する日々。。。

ポール・オースター (Paul Auster)や
レイモンド・カーヴァー(Raymond Carver)が
比較的読みやすい本を書いているという情報が。。。

レイモンド・カーヴァー氏は昔村上春樹氏の訳で何度か
トライしたときは、いまひとつ入り込めなかったのですが、
あれからずいぶん年もとったし、面白く読めるように
なっているでしょうか。

◆単語◆
→ 続きを読む
【洋書】The Alchemist アルケミスト / Paulo Coelho
2012年03月30日 (金) | 編集 |
The AlchemistThe Alchemist
(2006/10)
Paulo Coelho

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YL:5.4
語数:41000

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
(1997/02)
パウロ コエーリョ

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A Fable about Following Your Dream

アンダルシアの羊飼いの少年が、夢に導かれ、
スペインからタンジールの市場へ、エジプトの砂漠へと旅をするお話。

The Alchemist is the magical story of Santiago,
an Andalusian shepherd boy who travels in search of a worldly treasure.
From his home in Spain he journeys to the markets of Tangiers
and across the Egyptian desert to a fateful encounter with the alchemist.
裏表紙より

有名な本なので存在は知りながらも、
スピリチュアルで難しい本かと思って未読だったのですが、
思ったよりストーリーがあって楽しめました。

リアルな部分とファンタジーな部分がミックスされていて、
途中「ポニョ」を思い出しました。
全然関係はないのですが。

何度も試練にあい、恐怖を感じながらも
クリアしていく姿を読みながら、
常に打ち負かされ続ける自分の身をふり返り、
夜明け前が一番暗い、と思いつつ、
そこを越せないふがいなさにちょっと暗くなりました。。。

つらつら自分の身を振り返って思ったのですが、
挫折や失敗することはきっと人生につきものなので、
仕方がないし、
失敗を恐れるとなにも出来なくなってしまうので、
大きな失敗や間違った選択をしてしまうのが悪いのではなく、
その時にさしのばされる手を上手につかみ損ねることこそが、
問題なのではないか、と考えたりしました。

私が読んだ本の表紙はこちら。雰囲気あります。
アルケミスト

sycamore  セイヨウカジカエデ、アメリカスズカケノキ、
          プラタナス、エジプトイチジク
sacristy    〔教会の〕聖具(保管)室
plank      厚板(boardより厚い板)
proprietor   経営者
crook      羊飼いのつえ
shear      〔羊などの毛を〕刈る
contemplate  熟考する
disciple      弟子
monastery   男子修道院


◆以下引用メモ
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【洋書】Extremely Loud and Incredibly Close ものすごくうるさくて、ありえないほど近い / Jonathan Safran Foer
2012年02月24日 (金) | 編集 |
Extremely Loud and Incredibly Close (Film Tie in)Extremely Loud and Incredibly Close (Film Tie in)
(2012/01/19)
Jonathan Safran Foer

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YL:7.5位?
語数:91,823語

読むのがつらい箇所も多い本ですが、
9歳のオスカー少年のユニークな語りと
いくつかの謎にひきこまれて、
ぐんぐん読んでしまいます。

途中でほぼ同じボリュームで挿入される別の話には
感情移入できなかったのですが、伏線となって、
話に厚みを持たせているようにも思いました。

映画の予告を見てしまったので、父親は
トム・ハンクスのイメージ。

広島が描かれているシーンと最後は涙が。。

オスカー少年がはっきりと悲しみを語っていて、
痛々しく、喪の作業がすごくクリアな感じです。
 
I invented.
I gave myself a bruise.
p69
I want to stop inventing.
p257


NYの街を移動しながら出会う人たちも
魅力的。
彼の語りの部分だけ読むと児童文学のようです。

英語は難しい単語があるとオスカー君が「どういう意味?」
と聞いてくれますが、
スラングやフランス語なども出てきます。
児童書に慣れている人はわりと読みやすい気がしますが、
挿入される手紙の部分は時空が行き来するものもあって、
気が抜けませんでした。
手紙の書き手がエキセントリックな人達だからかも。

挿入される写真や変化する書体は、リアルな感じが増幅されて
私はよかったと思います。

心に残る貴重な読書体験が得られる一冊でした。

“I read something in National Geographic about how,
when an animal thinks it’s going to die,
it gets panicky and starts to act crazy.
But when it knows it’s going to die,
it gets very, very calm.”
p256


映画、見たいかも。。。
(出来るだけネタバレしないように感想を書いたつもりですが、
映画の予告編を見ると話の骨格がわかっちゃいます)



もうちょっとだけ内容に踏み込んだ映画の感想はこちら